
いまい眼科では、乳幼児から小児まで、お子様の眼科診療を広く行っています。
小児の眼の疾患は、自覚症状が無いことなどから、気付かれずに見過ごされている場合があります。
乳幼児は「見えない」という意思表示は出来ません。
また、片目だけ視力が悪くなっていても不自由なく動き回るため、周囲の人が気づくことは困難です。
「子供の視力は9歳までに決まる」と言われていますが、治療を行うとなれば3・4歳の方が視力回復の治療効果が高いのも事実です。
周囲の人からみて
お子様にこのような症状が現われた場合には、お子様が何らかの目の障害を抱えている可能性があります。
受診は何歳からできますか?
0歳から大丈夫です。
視力検査などの検査がある程度できるようになるのは、個人差はありますが3歳くらいからです。
しかし、視力検査ができなくても他の診察はできますので、気になる症状がありましたら受診して下さい。
【先天性鼻涙管閉塞】
新生児の頃から目やにが出続け、いつも涙目のようになっている場合に疑われます。 涙は通常、『涙点』というまぶたの小さい穴から、鼻の奥までつながる鼻涙管を流れていきます。 この鼻涙管の途中が生まれつき膜でふさがっていると、いつも涙がたまっているようになります。
治療は?
生後3か月くらいまでは、目薬を毎日使いながら、めがしら付近をじんわり押し込むようなマッサージを続けることで自然に閉塞が解消されることがあります。
しかし3か月を過ぎても、目やにと涙が減らない場合には、点眼麻酔をして先がとがっていない針金のような器具で、閉鎖している膜を開放させる処置を行います。
一度通るようになれば、再度閉塞することはほとんどありません。涙もめやにもすっきりと改善します。
【弱視】
視力の発達する期間(0歳~6歳頃)に何らかの理由で「物をくっきり見る」ことが妨げられると、脳の視覚にかかわる部分の発育が遅れてしまいます。そうなると、眼鏡やコンタクトレンズで矯正しても、良好な視力が出ない状態になります。これを「弱視」と言います。
弱視の治療は開始が早いほど効果が高いです。一方、小学生になってから治療開始しても十分に改善できないこともあります。
まずは検診などで視力低下がないかを確認し、視力低下があれば、すぐに眼科受診して下さい。
弱視になる原因は?
弱視の治療は?
弱視の治療で最も重要なのは早期の治療開始です。視力の発達期間を過ぎてから治療を始めても、思うような効果が得られない事が多いです。
片目だけの弱視の場合には、眼鏡をかけて遠視や乱視などを矯正して、くっきりと物が見えるようにした上で、良い方の目を眼帯(アイパッチ)で隠して視力の悪い目だけで見る時間をつくります。
両目の弱視の場合には、眼鏡をかけて「物をくっきりと見る」事によって、視力を発達させます。
眼瞼下垂・先天白内障が原因のときは、まずその原因を取り除く手術をします。
【斜視】
ものを見るときには、両方の目が見ようとする方向に向きます。しかし、片方の目が目標を見ているのに、もう片方の目が目標と違う方向を向く場合があります。これを斜視といいます。 斜視はこどもの2%くらいにみられます。
斜視には種類がありますか?
目の向きによって、内斜視、外斜視、上下斜視にわけられます。
斜視の種類(右目が目標を見ているとき)
どうして斜視になるのですか?
などが考えられます。
斜視の治療方法は?
斜視の原因に遠視が関与する場合には、遠視用眼鏡をかけます。場合によっては、目の筋肉の強さを調整する手術が必要なことがあります。
【遠視】
遠くも近くも見えにくくなる状態です。遠くを見る時にも、まるで近くのものを見る時のように、目の中のピント合わせの力を余分に使う必要があります。
【近視】
近くは見えますが、遠くのものがみえにくい状態です。
【乱視】
目の前面にある角膜が、きれいな球面になっていないなどの理由で、見るものの輪郭がはっきりせず、だぶって見えたりします。
乳幼児は言葉で「見えない」と言えません。
両目の視力が悪いお子様は、テレビにくっつくように見るなどで、保護者の方が気づくことがあります。片目だけ視力が悪い場合には、保護者の方が見ていても気づくことができません。それは、検査をする事で初めて分かるものなのです。
こうした異常に気づかず見過ごされると、たいていは就学時健診(6歳頃)に発見されます。しかしそれから治療しても十分な視力が得られないことも少なくありません。
できるだけ早期に見つけ、小さいうちから正しい治療や指導をする必要があります。
乳幼児の症状は、早期に発見すればする程、より良い治療効果が期待できる場合が多いのです。お子様の目の様子がちょっとでも変だなと気づかれたら、できるだけ早く眼科を受診して下さい。
特に気になることがなくても、お子様が3歳になったら一度眼科を受診なさることをお勧めします。