日帰り白内障手術について

日帰り白内障手術について

いまい眼科では白内障手術を日帰りで行なっております。保険適応の眼内レンズを使用した場合、費用は健康保険1割負担の方が約1万5千円前後です。
日帰り手術ですので入院費用はかかりません。

多焦点眼内レンズも取り扱っておりますが、保険適応外ですので費用が異なります。ご希望の方は院長までお知らせください。
手術をするべきかどうかや手術時期についてなど、お気軽にご相談下さい。

なお、白内障手術は予約制となっております。予約状況と手術を受ける方のご都合などを相談して予約日を決定させて頂いております。

白内障とは

白内障とは、水晶体が濁ってきて目がかすんだり、まぶしくなったりして見えにくくなり、最終的には視力が低下する病気です。

人がものを見る時には、目に入る光が瞳の奥にある水晶体を必ず通過します。
白内障になると、その水晶体が濁っているために、光がうまく通過できなくなってかすみを感じ、濁りが不均一なため光の乱反射がおこって、まぶしさを感じるようになります。 白内障の原因はほとんどの場合、加齢に伴うものです。
早い人で40歳代から発症し、80歳代ではほぼ100%の方が白内障になります。
その他特殊な場合では、アトピー性皮膚炎や糖尿病などの合併症として起こることがあり、比較的若い方に起こることもあります。

白内障の治療法

白内障の目薬は、白内障の進行を少し遅らせる程度の効果しかないといわれています。進行してしまった白内障を回復させることはできません。
従って白内障を根本的に治すには、手術治療が行われることになります。

どんなときに手術が必要?

仕事や趣味によって、必要な視力は人によって異なります。
視力が0.2の人でも不自由がなければ手術の必要がありませんし、0.9でも不便を感じていて手術で改善する見込みがあれば手術をお勧めしています。
日常生活に不便を感じるようになった時点で手術を検討するのが一般的です。 視力が下がって運転免許の更新ができない、老眼鏡を使っても新聞の細かい記事が読みづらい、といった症状が一つの目安になるでしょう。 また、裸眼視力(めがね無しの視力)が極度に弱い強度近視や遠視の方は、手術によって裸眼視力をよくすることができます。
最終的には、御本人が「是非手術を受けたい」と思っているかどうかが重要です。 ただ、白内障が著しく進行してからだと、手術を受ける方も行う方(医師)も負担が大きくなります。 水晶体が硬くなりすぎて手術時間が長くなったり、術後の視力回復が遅れたりすることもありえます。 水晶体の厚みが増し、そのせいで急性緑内障発作を起こしたりすることもありますから、ある程度は適切な時期というものもあります。
その点については是非ご相談下さい。

日帰り手術のメリット・デメリット

メリットは多数あります。
家を留守にする心配,仕事上の不都合,入院先での人間関係,見舞客への対応,さまざまな理由から入院を迷う人は多いと思います。高齢者では,入院することで体調を崩す方もおられます。 入院しないで白内障治療を受ければ、いつもの生活リズムを保ちやすく、手術後も暮らし慣れた環境でゆっくりお過ごし頂けます。
また、入院による拘束がないので早期の社会復帰が可能となります。
入院費用がかからず、差額ベッド代も不要なため、費用が安くなります。

デメリットは、手術日を含めて10日間のうち、4日間の通院が必要になることでしょうか。 また、手術当日、術翌日は自分で運転ができないので、ご家族の方に運転をお願いするか、タクシーなどの交通機関を使っていただく必要がでてきます。

白内障手術までの流れ

1.初診日

視力検査・眼底検査等を行って、白内障手術の適応があり、手術をご希望される場合は、手術予定日を決定します。

2.術前検査 手術説明
手術前の検査を受けていただきます(眼軸長測定・角膜内皮細胞検査・血液検査など)
手術前に必ず手術の内容、手術前後の注意事項についての説明を受けていただきます。
(可能な限り)どなたかご家族の方とご一緒に説明を聞いていただきます。
3.手術当日 手術は片目づつ<br />行います。
当院では毎週火曜日の午後に手術をおこなっています。来院後は、手術する目に瞳を広げる目薬などを何回か点眼します。
手術開始が近づいたらリカバリールームに移動して手術用の衣服に着替えていただきます。
白内障手術時間は通常では数分から15分です。特殊な症例、難症例ではもう少し時間がかかることがあります。
手術終了後、10分程度休んでいただいて、帰宅可能です。
医院滞在時間は、通常2時間程度になります。

白内障手術の実際

白内障手術の実際

当院では小さく折りたたんで挿入できる眼内レンズを使用して、切り口が2.8mm以下の小切開白内障手術を導入しています。 傷口が小さい為、回復は早いです。

通院スケジュールは?

通院スケジュール 火曜日午後:手術して帰宅 術翌日(水曜):診察して眼帯をはずす 術後3日目(金曜):診察 その後 手術日の1週間後、2週間後、1ヵ月後、2ヵ月後と診察

手術後の生活について

※手術後の注意は目の状態により異なりますのでご相談ください。以下は目安です。

  • 手術当日および翌日は眼帯をした状態になります。そのため、ご自分で車を運転しての来院はおすすめしていません。眼帯は手術翌日にはずします。
  • 手術後1週間は、洗顔は行わないで顔を拭く程度にしてください。首から下のシャワー浴は、手術翌日から可能です。入浴は目をぬらさないよう注意すれば、術後3日目から可能です。
  • 飲酒は、手術後の炎症が強くなるので、当日は控えてください。
  • 台所仕事や掃除等の軽い家事は手術の翌日から可能です.
  • 数時間の事務仕事であれば、手術3日目に出勤できます.
  • 菌が眼に入って重症な感染症(眼内炎)を起こす危険性は,手術後6日以内がほとんどなので,力仕事(汗が目に入る仕事やスポーツなど)やほこりの多い職場での作業は,手術後1週間は控えた方がよいと思います.
  • 車の運転は両眼で見た視力が0.7以上必要(法規上)ですので,いつ運転できるかは人によって異なります.

手術についてよくあるご質問

術後に注意することは?
①目をこすったり圧迫したりしないでください
②目薬をしっかり点眼してください
③異常を感じたらすぐに連絡、または受診してください
④目に目薬以外の水を入れないで下さい。一番怖い術後合併症は「術後眼内炎(感染症)」です。確率は1000から2000分の1と言われてますが、発病したら早期の対応が必要です。
手術後、いつから仕事ができますか?
仕事はなるべくお休みしてください。できれば手術日(火曜)から金曜日まではご自宅でゆっくりしていただいたほうが良いと思います。
その後のお仕事は内容によりますので院長とご相談ください。
手術の予約待ちは?
時期によって異なりますのでお問い合わせ下さい。
なお、10月~3月期は手術希望の方が多いため、早めに受診して手術予約をお願いいたします。
運転免許の更新時期が迫っている場合や緑内障発作予防目的などの場合は早期に手術できるよう考慮いたします。
手術は痛くない?
目薬で麻酔してから他の麻酔を合わせて行いますので、心配するような痛みはほとんどありません。
費用はどれくらいかかる?
1割負担の方で片眼約15,000円前後、3割負担の方で片眼約45,000円前後です。
入院費用が不要な分、費用は安くなります。
硝子体切除術や眼内レンズ縫着術が必要になった場合には、金額が変わります。
なお、高額療養費制度により、年齢・所得に応じて、ご本人が支払う医療費の上限が定められておりますので、御確認下さい。
後発白内障とは何ですか?
手術してからしばらくはよく見えていても、数カ月~数年してからかすみや視力低下が起こることがあります。これは、手術の時に残しておいた水晶体の袋が濁ってくるためです。後発白内障は、外来でレーザー治療を行えば視力はすぐに回復し再発することはありません。

多焦点眼内レンズについては保険適応外ですので、ご希望の方は院長までお知らせください。

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